僕の知り合いに40代の薬剤師 / サーファーという肩書を持った男がいます。

薬剤師というそこそこ真面目そうな職業で薬屋の店長をしつつ、見た目は完全なサーファー。

白い薬剤師の衣装姿を見たことはありませんが、180％似合っていなかったのがわかります。

薬ではなくクスリを販売している方がしっくり来る見た目をした40代。

そんなちょっと怖い見た目とは裏腹にいつも笑っている良い人なのですが。

そんな彼から久々に連絡がありました。

「夏にハワイ行くんだけどジョインしない？アメリカにいるんだろ？」と。

なんてハッピーな連絡なのでしょう。

行きたい気持ちは山々なのですが、お金が無いし

何より今いるNY→ハワイはなんと日本→ハワイよりも遠い。

という事で行けないのですが、

いつも思うのです。この男は本当に人生楽しんでいるなと。

人に影響されないタイプの僕ですが、僕も人生の苦手なモノベスト３に「数学」が入っていなければ薬剤師になっていました。たぶん。

なんせ確実に17時に仕事は終わり、朝も凄い早いわけではない。

そして、彼のように店長になれば、ある程度いつでも好きなように休める。

だから薬剤師は最高なんだよ！と昔飲んでる時に熱弁された事があります。

仕事は仕事でし、好きな事は自分の時間で精一杯楽しみたいタイプのあなた！

薬剤師を目指してはいかがでしょうか。

薬剤師バンドマン流行りますよ〜〜。

平日ライブもバンバンできちゃいますね。

さて、4月の入荷情報を改めてまとめていきます。（もう5月も終わってしまいますが・・）

4月は色々ありドバーーッと入荷したので、3回に分けて紹介していきます。

Sounds like：Daughter, Beach House, and Panda Riot

メルボルン出身のドリーム・ポップ / シューゲイザー アーティスト、Amaya Lauciricaの初の全国流通作品。浮遊感のあるドリーミーなサウンドに、透き通るような唄声という王道っぷり。ダークな部分ライトな部分も、ノイジーな部分も、ドリーミーな部分も楽しめる青く光った一枚。

Sounds like：Bedchamber, DIIV, and Fringe

僕の好きなUSインディーシーンはここから始まった、、。と言っても過言ではないNYのBeach Fossilsが2013年に発売した2ndアルバム。Wild NothingやDIIV同様にインディーロックとサーフ・ポップやドリーム・ポップなどを融合したサウンドは、今のバンドのオピニオン的な存在になっている。先日開催されたDYGLとの共同ジャパンツアーもどうやら大成功だったらしい。

Sounds like：Beach Fossils, DIIV, and Foliage

たった今紹介したBeach Fossilsに影響を受けているバンドがインドネシアにも！Captured Tracksリスナーならイントロからニヤけてしまうような音で、アジアのバンドだけど、ある意味アジアっぽさが全然無くて普通に欧米のバンドかと思ってしまう。

Sounds like：Men I Trust, Kelly Lee Owens, and Negative Gemini

カナダはモントリオールの男女デュオ、Blue Hawaiiが昨年リリースした2ndアルバム。80sを彷彿させるハウスやディスコ・ポップ、エレクトロ・ポップなど様々なダンスミュージックが収録されている今作。そんな踊れる楽曲にエモーショナルなメロディが重なり、ただの消費されていくミュージックではなく、10年後も「泣きながら踊れる」一枚に。

Sounds like：PJ Harvey, Stella Donnelly, and Julian Baker

ロンドンのオルタナティブSSW、Brydeのデビュー作PJ HarveyやPatie Smithなどを彷彿させるBrydeの音楽は、。怒りや哀しみ、孤独といったメランコリックな感情と共にあり、そんな感情と闘っている人たちにとっては小さなヒカリとなる救いになる音楽。

サウスカロライナ州出身のMat Cothranによるソロ・プロジェクト、Coma Cinemaによるラストアルバム『Loss Memory』。まさかラストアルバムでこんな素晴らしいアーティストと出会う事になるとは。という意味でとても残念ですが、美しいサウンド上に孤独な唄声と哀しいリリックがまるで映画を見ているかのようにリアルに心へと染み渡っていく素晴らしい傑作。

Corey FloodはPhiladelphiaのオルタナティブ・ロック・バンド、Littlerでベースを弾いているIvyを中心に結成された新バンド。静かなIvyのヴォーカルと共に独特なダークなムードを醸し出しているローファイ・オルタナティブな楽曲が4曲並んだデビューEP。

シンガポールのシューゲイザー・バンド、Cosmic Child。全曲シューゲイザー / ドリーム・ポップと言い表せる楽曲だけど、楽曲毎にインディー・ポップやサーフ・ポップからアイデアが散りばめられているのが面白い。英語詞の曲と中国詞の楽曲が混ざっているのも、普段中々聴く機会も無くてワクワクさせられる。まさに「Blue」というタイトルが似合う一枚に仕上がってます。

Sounds like：Oasis, The Stone Roses, and Warbly Jets

Oasisの再来！みたいに紹介されるバンドは細胞の数くらいいますが、僕の最近のお気に入りのバンドはシドニーのDMA’S。まさに前作が「Oasisの再来！」と言われ紹介されていた彼ら。その時はそこまでハマらなかったのですが、今作に収録されている「In The Air」がシングルとして公開された時、ビビビと来ました。こんな良い曲が書けるのかと！

Sounds like：The Strokes, Warbly Jets, and The Academic

NYで活動中のインディー・ロック・バンド、Dolly SpartansはThe Strokesの血を受け継いだガレージ・ロックを鳴らす。シンプルだけどみんなだいすきな音だし、いつどんな時代でも僕はこういったバンドにフェスのメインステージで演奏していて欲しい！

Sounds like：Katie Ellen, Avril Lavigne, and Charly Bliss

このField Mouseの『Episodic』という作品は、僕が2016年の年間ベストにも選出したアルバムなのですが、ガールズ・ロック＋エモ＋ポップスを本当に絶妙にミックスした大傑作。決して新しい事はしていないけど、ソングライティングとメロディーセンスの素晴らしさだけで100点満点を取ってしまったアルバムだと思う。