2018/09/26 04:13

to'morrow recordsがあるテーマをもとに音楽を紹介していく特集記事。


今回は現在のインディーシーンの中で一番注目されているといっても過言ではないSSW、Snail Mailの来日記念特集!

もう既にUSの都市では1000規模のキャパは余裕で埋まる人気と、
それ以上の実力を持ち合わせた、Lindsey Jordan(リンジー・ジョーダン)によるプロジェクトだ。

デビューEP『Habit』でソングライティングのセンスと、独特のエモーショナルな雰囲気を生み出す力を見せつけ、
そのEPをアップデートした形とも言えるであろう、今年〈Matador〉から発売されたデビューアルバム『Lush』では、シンプルだけど完璧なコード感で圧倒的なエモーショナルと心地良さを与え、実体験をもとにした生活感の溢れるリリックをリスナーの心に突き刺した。

新人ながらもコーチェラ・フェスティバルをはじめ数々のフェスに出演し、来年にはInterpolのOAとしてアリーナ規模でのライブの挑戦も控えている彼女なので、今回の来日規模のパフォーマンスを見れるのは最初で最後になる人が多いはずだ。

僕が最初にSnail Mailのことを知ったときのライブ映像。
色んな人に言ってるけど、音源も素晴らしかったけど、彼女はライブの人。
なので、是非とも今回の来日公演は見逃さないでほしい!

というわけで、今回はSnail Mailというテーマに
『オルタナティブなフィメールSSW10選』という形で素晴らしい音楽を紹介していければと思います。

Snail Mailを聴いたこと無い方はまず最新作からこのMVをチェックしてみてください!


さて、ここからがオススメなアーティスト紹介です!

1. Abi Reimold(from US)

まず最初にご紹介するのが、Philadelphiaで活動中のSSW、Abi Reimold。全くの無名ですが1stフルアルバム『WRIGGLING』はピッチフォークで7.9の高得点を獲得するなど、メディアでも評価が高いSSW。90年代のグランジやオルタナから影響を受けているサウンドで、ダークで「怒り」や「哀しみ」、そして「孤独」などといったワードが連想させられる感情むき出しの唄とギターが魅力的。

2. Bryde(from UK)

ロンドンを拠点に活動中のSSW、Bryde。PJ HarveyやPatti Smithといった長年に渡り活躍し続けるフィメール・オルタナSSWを彷彿させる音。悲しくはじかれるように弾かれるギターの音色と、孤独という空間の中で一人闘い続けているような感情を表した唄は、きっと一人で悩んでいる人たちに届くような、壮大で実は優しい唄声に聞こえる。


3. Fenne Lily(from UK)

Spotifyでも驚異の再生数を誇るUKはブリストルを拠点に活動中の注目SSW、Fenne Lily。現在20歳の彼女の唄声はガラスのように透明だけど、人間味のある温もりが溢れ出ている。シンプルな楽曲構成で強調された優しい唄声では、恋人との別れや友人関係のごだごだ、彼女が田舎から学校へ通うためにブリストルやってきた時の心情などを唄う。


4. Jack(from US)

先程紹介したAbi Reimoldと同じレーベル〈Sad Cactus Records〉から先日1stアルバムをリリースしたNYはBuffaloを拠点に活動中のSSW、Jack。Jackという男名っぽい名前のシンガーだが、これはプロジェクト名。Brittany Costaという女性ひとりによるプロジェクト。グランジやオルタナといった感じでAbi Reimoldと共通する部分も多数あるが、僕も大好きな有名シンガー、Angel Olsenを彷彿させる唄い方が頭から離れない。


5. Julian(from US)

個人的にLo-fi Snail Mailとも紹介したことがある、ワシントンD.C.を拠点に活動中のJulia Leibyによるプロジェクト。シンプルでわかりやすい歌詞とローファイなオルタナ / インディー・ポップ・サウンドを武器に安らぎを与えてくれるシンガーで、眠る前にオススメ。自分の体験を歌詞にしている部分もSnail Mailと一致するポイント。


6. Petal(from US)

元ブロードウェイ女優としても活動していたPennsylvania州出身のKiley Lotzによるプロジェクト、Petal。まさにブロードウェイでの経験を活かしたかのような喜怒哀楽を豊かに表現するヴォーカルが何より魅力的。そんなヴォーカルのために楽曲はシンプルで、インディーだけども全然ポップシーンの中での名曲にもなり得る曲ばかり。


7. Phoebe Bridgers(from US)

昨年日本で最も注目を浴びたインディーSSWであろうPhoebe Bridgers。LAを拠点に活動中の彼女は、最近のUSインディーSSWの中でも特にフォークからの影響を色濃く感じるシンガーで、メランコリックなほぼアコギ一本の楽曲から、完全にキラーチューン。今後も含めどこまで人気になっていくのか楽しみなアーティストだ。


8. Soccer Mommy(from US)

今年の春に発売したデビューALが大ヒット中のSophie Allisonによるソロ・プロジェクト。Soccer Mommyという奇妙な名前だけども、シンプルにとにかく楽曲が良いし、サイケに鳴っているギターも、「I don't wanna be your fucking dog」と始まる日常的で攻撃的なリリックを読んでみても面白いかと!


9. Stella Donnelly(from AUS)

ギター一本で最初から最後までゆったりと日曜日の午後のような雰囲気を作り出してくれるStella Donnelly。伸びのあるメロディーと、遊心も散りばめながら作られた楽曲が特徴的なSSWで、現状でも既にかなり注目を浴びているけど、これからもっともっと名前を聞くようになるであろうニューカマー。


10. Waxahatchee(from US)

Snail Mailを妹のように可愛いがっていることもあり、Snail Mailファンの中ではインスタなどでお馴染みかもしれないアーティスト、Waxahatchee。僕もWaxahatcheeのツアーに遊びに行った際にOAをしていたキッカケでSnail Mailと出会いました。フォーキーな最新作を発売したばかりの彼女ですが、前作ではオルタナ前回のギターポップをやっていたりと、インディーファンにもマストで聴いてほしいSSW。



〈Snail Mail Japan Tour 2018〉

・2018年10月4日(木)大阪・SHANGRI-LA
・2018年10月6日 (土) 東京・Shibuya WWW X
・2018年10月7日(日)朝霧JAM

詳細はこちらから:http://smash-jpn.com/live/?id=2956


そして!

今回紹介したアーティスト、

そしてまだまだ紹介しきれてないアーティストを含めたプレイリストを作成しました!



そして!そして!

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