NYCという街の一番の魅力はサブウェイに乗っているだけでとんでもなく見た目がクールな虹色の髪の毛の人を見かけたりだとか、死ぬほどクールなタトゥーをホッペに入れた美女が歩いていたりするところか、その忙しさと派手さに飲まれないように各々の個性を存分に出した人たちと出会えることだった。そして、一見怖そうに見える人たちも間違いなく一度喋ると本当に良い人たりで、それでもって全員が自分を持っていた。

アメリカ中のパンクファンに注目を浴びたSurfbortをリリースした〈Muddguts Records‎〉が次に世界に送り出すパンクバンド、Cumgirl8はまさに上記で紹介したような個性に溢れた4人。そんな4人が自分たちに自身を持って中指を立てながらパンクロックしているバンドだ。

上記は最初にcumgirl8の入荷をしたときに彼女たちのことを紹介したテキストだが、まさかに今作『the 8th cumming』でも同じことをまずは言いたい。

本作『the 8th cumming』では本来cumgirl8がメインで演奏していたBrooklynを感じさせるようなポストパンクやアートパンクだけではなく、プレスリリースにはMiss Kittin、Delta 5、Lizzy Mercier Descloux、Throbbing Gristle、ESG、D≒SIRE、Deli Girls、Nine Inch Nails、Siouxsie And The Banshees、Björk、Beachesといったアーティストから影響を受けたアルバムと書かれていたのだが、まさにその通り彼女たちの持ったカラフルな要素を今まではムードに反映していたけど、今作ではそこに加えて音楽性の部分にも加えている。

リード曲として公開された「ahhhh!hhhh! (i don’t want to go)」とか80sのポストパンクやニューウェーブを筆頭にcumgirl8にしか出せない狂気さやセンスなどを散りばめていて超最高だ。自ら様々な社会的な出来事に対してアクションを起こしていく姿勢もそうだし、個人的にSXSWのイベントにも出演してもらったし、ライブも本当に最高だった。

マジヤバです。

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◆ LP（Ltd Neon Green Vinyl）

Tracklist：
1.Karma Police：https://youtu.be/dqSN6LyONLw?si=d-sNCqjjRVmyFEFr
2.ahhhh!hhhh! (i don’t want to go)：https://youtu.be/EvwJcC5I1C8?si=Q5wkutSvvXD54744
3.mercy
4.hysteria
5.UTI
6.simulation
7.girls don’t try
8.iBerry
9.ny winter
10.something new

Listening the album：https://open.spotify.com/intl-ja/album/1mH3BBuoz7FHrurfnbPRNY?si=qGpHIexfQrCKkJ7ApN4KzQ

◆関連リンク
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Release Date : 4 October 2024
Label：4AD

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