ウェールズを拠点に活動中の超ご機嫌なバンド、The Bug Clubがまさかの〈Sub Pop〉へ移籍しリリースした新作アルバム『On the Intricate Inner Workings of the System』を入荷しました。

UKのバンドなのだけど、本当にThe Goon Saxとかメルボルンのインディーバンドとか、オージーのバンドが好きな人に聞いてほしい3人組で、本当にあの大きな島のバンドにしか出せない雰囲気をUKのバンドが出しちゃっているんですけど、今作ではよりガレージテイストな要素が目立ちます。

例えばに収録されている2曲目「Quality Pints」とかを聞いていると、メルボルンのガレージパンクに親しいサウンドではあるのだけど、その中に70sのレトロなロックンロールの要素であったりが混ぜ込まれているのも面白くて、BPMも早いしパンキッシュではあるのだけど、何か最終的に柔らかさを感じるのがThe Bug Clubらしくて素晴らしい。

続く「Pop Single」とかも2人のヴォーカルの絡み方とかもキュートだし、皮肉っぽさのある「Best Looking Strangers in the Cemetery」とかもちょっとニヤッとしちゃうようなリリックとローファイ・ガレージがとにかく愉快です。

7曲目に収録されている「Lonsdale Slipons」はThe Bug Clubらしさが今作の中で一番感じ取れる曲で、本当にシンプルな構成だけど、癖になってしまう中毒性抜群のガレージロックに仕上がっています。

ラストを飾る「The Intricate Inner Workings of the System」まで、基本的にこれまで同様にずっと同じテンションでThe Bug Clubを演奏しているのだけど、このファニーさ愉快さが〈Sub Pop〉と通して色んな人に届いていくのはたまらない！

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◆ LP（Ltd Loser Vinyl）

Tracklist：
1.War Movies
2.Quality Pints：https://youtu.be/WwYLt4WGOqE?si=zgGwJG3Db1sdBu6h
3.Pop Single
4.Best Looking Strangers in the Cemetery
5.A Bit Like James Bond
6.We Don't Care About That
7.Lonsdale Slipons
8.Better Than Good
9.Actual Pain
10.Cold. Hard. Love.
11.The Intricate Inner Workings of the System

Listening the album：https://thebugclub.bandcamp.com/album/on-the-intricate-inner-workings-of-the-system

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Release Date : 31 August 2024
Label :Sub Pop

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