結局〈SUMMER SONIC〉には来なかったけど、それすらも愛おしく感じてしまうThe Libertinesが9年ぶりの4枚目のアルバム『All Quiet On The Eastern Esplanade』をリリースしました！

正直に言うと、The Libertinesというバンドは僕の中ではUKの中でも特に特別なバンドで、シングルとして公開された「Run, Run, Run」のPeteとCarlのヴォーカルの掛け合いと、まるで自分たちのことを歌うリリックで一瞬でノックアウトされた。1mmも新しくはないし、彼らの昔の曲と比べてしまえば彼らが死んだ時に一番に残るような曲ではないかもしれないし、もしかしたら評論家はこの楽曲を評価しないかもしれないが、ドラッグやら人間関係など様々な問題があった中で復活してロックンロールをピュアに鳴らしている姿を想像すると、オジサンになり太りに太ったメンバーがいる中でもとにかく美しいと思った。

その後のアルバムも初期のThe Libertinesに比べるとおとなしい印象もあるけど、2曲目「Mustangs」とかを聞いていると、そうだこのバンドに色んなアーティストが影響を受けてきたよなと感じさせるし、日本でもDYGLとかはThe Libertinesがいたから生まれたバンドの一つだろうなと思うし、改めて彼らの偉大さを痛感する。

その後パンキッシュな要素の強い「I Have A Friend」から様々なUKミュージックのルーツを混ぜ込んだ「Merry Old England」の流れで、僕は予想以上に『All Quiet On The Eastern Esplanade』というThe Libertinesのアルバムを楽しんでいることに気づく。

後半はよりアダルティックにセクシーなThe Libertinesを聞かせてくるけど、一気にムーディーになる分その後の「Be Young」の時に一気に跳ねる感じがたまらんい。

彼らの初期の2枚を超えたか？というとそういう訳ではないと思うけど、個人的にこの4人が再び集まって、この音を作って鳴らしているには感動してしまうアルバムだし、やっぱりライブ観たいなと思わせてくれる作品でもあると思います。

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◆ LP（Ltd Clear Vinyl）

Tracklist：
1.Run Run Run：https://youtu.be/Idv8E-cg-us?si=DFa6oM-vk-JcUDXl
2.Mustangs
3.I Have A Friend
4.Merry Old England：https://youtu.be/cpYB_FxB2MA?si=oiPEI3WOLoatkBxn
5.Man With The Melody
6.Oh Shit
7.Night Of The Hunter
8.Baron's Claw
9.Shiver
10.Be Young
11.Songs They Never Play On The Radio

Listening the album：https://open.spotify.com/intl-ja/album/0RQPuyaKyrEG8lSkl089zC?si=9OqDci9RThS7YieL3rTKSQ

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Release Date : 5 April 2024
Label：EMI

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