ベルギー生まれ、南アフリカ育ち、現在はロンドンとパリの2拠点で活動しているアーティスト、Petite Noirがリリースした最新作『MotherFather』を入荷しました。

アフリカンディアスポラの断片的なアイデンティティを表現する方法としてジャズ、メタル、スクリーム、キゾンバなど幅広い音楽的影響をパンクやニューウェーブといったジャンルに落とし込むことで新しい美学〈Noirwave〉というジャンルを生み出した、Petite Noir。

個人的に本作のリリースで知ったアーティストではあるのだが、本当に自由で美しいオルタナティブを鳴らしている。例えば冒頭を飾る「777」ではかなり色濃くハードロックやメタルの影響が出ていて、この曲だけだと僕は苦手かなと感じてしまうかもしれない。ただ次のSampa The Greatをゲストに迎えた「Blurry」ではまるっきり違うアプローチをしている。祈りのようにすら聞こえてくるスピリチュアルなヴォーカルを軸にアートロック〜オルタナをやっていて最高だし、Sampa The Greatも超マッチしている。

3曲目に収録されている「Numbers」のように少しソウルやR&Bに近寄ったYves Tumorのような事からラストを飾る「Play」のようにダンサンブルなビートが飛んでいくポップソングもできる。

それこそ爆発力は無いけど、温もりを感じさせるYves Tumorのような存在のアルバム。

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◆ LP（Ltd Clear LP）

Tracklist：
1.777
2.Blurry (feat. Sampa The Great)：https://youtu.be/Z6q5M9plY8o?si=2AwlNG8VNxlS-Isb
3.Numbers
4.Concrete Jungle
5.Skit
6.Finding Paradise
7.Simple Things (feat. Theo Croker)
8.Best One
9.Love Is War
10.Play

Listening the album：https://petitenoir.bandcamp.com/album/motherfather

◆関連リンク
Instagram
https://www.instagram.com/petitenoirkvlt/

Release Date : 21 April 2023
Label : ROYA

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