昨年の〈SUMMER SONIC〉にも出演するなど、日本でも人気を集める中、アジアに留まらずアメリカやオーストラリアなどでも人気を集めるタイのSSW、Phum Viphuritが元々交流の深いSTUTSなどもゲスト参加したアルバム『The Greng Jai Piece』をリリース。

今作はほとんどのプロセスをPhum Viphurit自身が行ったアルバムになっており、穏やかで心地良いインディーサウンドからタイの伝統的な楽器を使った楽曲までを収録したインディーポップ〜シティーポップのファンにまで刺さる作品に仕上がっている。

基本的に優しさ溢れた心地良い楽曲を演奏する中でパーカッションを軸に実験的なサウンドを作り出したワールドテイストな「Lady Papaya」のような変化球、更にはブラジリアンなボサノヴァっぽさも感じられるスタートを切る「Healing House」では後半はドラムンベースを取り入れたりと1曲の中で変化を感じらたりと元々持っていたソングライティングの良さに加えて、今作ではアレンジ力が成熟していることが伺える。

STUTSとのコラボ曲でもある6曲目の「Kiko’s Lette」では上記で紹介したアレンジが練り込まれた2つの楽曲に比べると、より自由に演奏している穏やかさがサックスのサウンドに乗っかっているし、よりムーディーでダンスフロアを意識したであろう音色とシンプルなビートが目立つ。

そしてラストを飾る「Welcome Change」ではメロウなギターサウンドがビーチ沿いのイメージを彷彿させるし、Mac DeMarco辺りのサウンドが好きな人には確実に届くであろうチルくてゆるいインディーサウンドに仕上がっています！

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◆ LP（Black Vinyl w Japanese Obi）/ ライナーノーツ / DLコード

Tracklist：
1.Temple Fair
2.Lady Papaya
3.Healing House
4.Tail End feat. Hugo
5.Greng Jai Please
6.Kiko’s Letter feat. STUTS
7.Loving & Letting Go
8.Welcome Change：https://youtu.be/Usxuh5zodLs

Listening the album：https://open.spotify.com/album/1I9TAJhnJucoNfu2KX8Hcg?si=O9JtjObISnixpi46ne7Hqg

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Release Date : 31 January 2023
Label：Rats Records

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