ノルウェーはオスロを拠点に活動中のMarit Othilie Thorvikによるプロジェクト、Jouskaによる2ndアルバム『Suddenly My Mind is Blank』を入荷しました。

JosukaはSassy 009のメンバーとしても活動中のアーティストで、個人的に昨年アルバムの視聴リンクを送ってもらってから本当にそのリンクで毎日のように聞いていて、リリースされてないのに昨年の年間ベストに入れかけたアルバム。前作『Everything Is Good』で魅せたエレクトロポップ、R&B、ドリームポップの融合を方向性はそのままにエクスペリメンタルな要素やよりクラブミュージックへのアプローチの方向性が進んだ素晴らしい作品でGrimesやyeuleのようなアーティストからYumi Zouma辺りのドリームポップが好きな人にも試してほしい作品です。

イントロのポジションを務める「Jouska」から北欧のオーロラのような美しさを感じさせるシンセサウンドを軸に後半からズシズシと響く実験的な音色のビートと囁くようなヴォーカルで一気に世界観を作り出すと、続く「Death Sentence」ではまるで神秘的な森の中へとワープしたかのような心地良いシンセポップ音像に包まれるし、途中の叫ぶかのようなヴォーカルとかはGrimesを彷彿させますね。

4曲目に収録されている「Why'd You Leave Me in the Red?」も心地良いシンセを軸にしたサウンドなのには変わりないのだけど、このアルバム全体を通して言えることだけど、本当にキックとスネアの音色の選び方が独特で最高だし、ノイジーなギターの使い方も本当に上手い。キャッチーであることを貫き通しながら様々な工夫とアイデアで楽曲を実験的に作り上げているところが最高。

5曲目「My Sagittarius Dream」では幻想的なシンセサウンドに乗せながら、占星術について信じすぎてる人を比喩ったり、都合良いだけ信じてしまう自身の曖昧さだったりをワードにしているのだけど、最終的には ”Fuck Off” というワードで締り、そのまま「Damon Days」という今作の中でも特にパンチの効いたビートとMaritのウィスパーヴォイスが活きたオルタナティブでミステリアスな楽曲に続いていく。この曲も本当にクールで最高で、今作の中で一番クラブで聞きたい仕上がりになっています。

7曲目「Fragrance」はここに来てJouska流のインディーポップをやってるのも清々しいし、「Blue Like The Sun Interlude」とかはBrooklynの大好きなプロデューサー、girl_iriを彷彿させるダークで不穏な仕上がりで陽と暗を自在に自由に操る感じもたまりません！

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◆ LP
・日本独占販売

Tracklist：
1.Jouska
2.Death Sentence：https://youtu.be/NSGZPwb_ByE
3.Unexpected Turmoil
4.Why'd You Leave Me in the Red?
5.My Sagittarius Dream
6.Damon Days
7.Fragrance：https://youtu.be/jJMlYH6hvDg
8.Obstacles
9.And It's All in My Head feat. Fuori
10.Blue Like The Sun Interlude
11.Blue Like The Sun
12.When I Leave

Listening the album：https://jouskajouska.bandcamp.com/album/suddenly-my-mind-is-blank-2

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Release Date : 17 February 2023
Label：Koke Plate

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