既に人気でフェスのヘッドライナー級の人気を集めたいたArctic MonkeysがUKで一番のロックバンドになったキッカケの作品『AM』。個人的にもArctic Monkeysの中で一番好きなアルバムは？と問われると2ndアルバム『Favourite Worst Nightmare』と僅差で優勝する作品だ。

とにかく渋さとキャッチーさを併せ持つ新時代のロックンロールで冒頭を飾る「Do I Wanna Know?」から完全にノックアウト。ズシズシとヘヴィーに響き渡るバスドラ→スネアの交互のシンプルなりリズムから不穏でムーディーなギター、そして渋さとセクシーさを合わせ持つAlex Turnerのヴォーカルが世界のオープニングソングであり、エンディングソングでもある壮大な楽曲をブチ鳴らすと、ギターの合図と共に"I'm a puppet on a string"というリリックからスタートする「R U Mine?」の初っ端でさっき更新したはずのロックの歴史を更に更新する。

3曲目「One For The Road」から4曲目「Arabella」の流れも完璧で、序盤に収録されているこの4曲は確実に誰が何を言おうが楽曲として100点なんだけど、それでいてアルバムの流れで聞くと楽曲単体で聞くよりも数倍良いのがポイントだ。

個人的にこの作品は結構アメリカっぽいアルバムだなと思う要素が多いのだけど、6曲目「No.1 Party Anthem」ではUKのグラムロック風の古き良きをナンバー1のヴォーカルが歌い上げる形でスペシャルにしているし、9曲目「Why'd You Only Call Me When You're High?」とかも音数は少ないのに本当にクールでライブアレンジとかも最高な楽曲。

11曲目「Knee Socks」とかも音の広がり方とかが厚くて、サウンドデザインの部分でも素晴らしいアルバムであることが改めて伺える楽曲。

全体的にベースの部分やコーラスワークなどで特にR&BやHIP-HOPの影響も色濃く受けているアルバムではあるが、僕はこれこそが何よりも王道のロックアルバムだと思っている。

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◆ LP / Japanese Obi

Tracklist：
1.Do I Wanna Know?：https://youtu.be/bpOSxM0rNPM
2.R U Mine?：https://youtu.be/VQH8ZTgna3Q
3.One For The Road
4.Arabella
5.I Want It All
6.No.1 Party Anthem
7.Mad Sounds
8.Fireside
9.Why'd You Only Call Me When You're High?
10.Snap Out Of It
11.Knee Socks
12.I Wanna Be Yours

Listening the album：https://open.spotify.com/album/78bpIziExqiI9qztvNFlQu?si=O_Uu7qbBQUCjw7qCsZGmjQ

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Arctic Monkeys - R U Mine? (Reading Festival 2022)
https://youtu.be/cXMy5sN2xDo

Release Date : 1 August 2013
Label：Domino Records

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