東京を拠点に活動中の3人組、羊文学による3rdアルバム『our hope』を入荷しました。今では飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を得ている羊文学。個人的にも去年のSUMMER SONICで久々に観たライブが最後に観たときの何十倍のキャパシティーでハッとさせられましたが、今作『our hope』は初期の頃から彼女たちの良さでもあるオルタナティブなサウンドと伸びのあるメロディーをブレずに演奏していて素晴らしいと感じました。

冒頭を飾る「hopi」から静かに遠くまで届いていくヴォーカルを軸にダークさを生み出すのに効いているリバーブがかかったスネアをはじめ全体的に凄くキレイにまとまっていて、スタートから一気にアルバムの世界観を作り出している。続く「光るとき」も羊文学が一番得意としているJ-POPリスナーから僕のようなUSインディー好きにまで届くであろう楽曲に仕上がっている。他の曲でもそうだけど、羊文学が作り出すキャッチーはポップというよりもスケールで作り出しているので、この絶妙なバランスで成り立っているのだと思う。

5曲目「金色」はメロディーこそポップで日本っぽいけど、ギターサウンドはPavementを彷彿させるジャキジャキなローファイ感が強くて面白いし、これまで僕は羊文学をシューゲイズだと思ったことは一度も無かったのだけど、9曲目に収録されている「ワンダー」のイントロとかは90sのそれを感じさせるし、全体を通しても少し変化球なメロディーラインとかも含めてサウンドのパワーと歌のパワーを感じられるアルバムの中でも特に好きな楽曲。

こないだBig Thiefのライブを観たんですけど、ラストを飾る「予感」はまさにあのときに観たライブと同じことを感じさせるフォークとオルタナティブの融合で超最高なので海外インディーのファンにも絶対に聞いてほしいですね！

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◆ 2LP（Ltd Light Brown and Translucent Red Vinyl）

Tracklist：
1.hopi
2.光るとき：https://youtu.be/qknDI1k39Ic
3.パーティーはすぐそこ
4.電波の街
5.金色
6.ラッキー
7.くだらない
8.キャロル
9.ワンダー
10.OOPARTS：https://youtu.be/b77y39iqxWk
11.マヨイガ：https://youtu.be/W4TOXpA7ktI
12.予感

Listening the album：https://open.spotify.com/album/1ONQrLL5EaVJd34qsM21id?si=ehIyfA2XTMu8pHxTSG9G6g

◆関連リンク
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https://instagram.com/hitsujibungaku/?hl=ja

羊文学「キャロル」Live at 羊文学 Tour 2022 “OOPARTS” at Zepp DiverCity Tokyo 2022.6.28
https://youtu.be/6aPOgeoePeM

Release Date : 20 April 2022
Label：F.C.L.S.

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