USはアトランタを拠点に活動中のSSW、Thomas Howardによるプロジェクト、orchid mantisが昨年リリースした最新作『visitations』を入荷しました。

2曲目「world without end」とか個人的にorchid mantisの数あるディスコグラフィーの中でも特に好きな曲。今にも崩れ落ちそうなギリギリのバランスで保たれた精神を解き放ったかのような切なく苦しさを感じるヴォーカルとローファイだけど、どこかジャケットのように自然豊かな場所にいる気分にさせてくれるナチュラルなサウンドの組み合わせが最高です。

続く「sleeping all weekend」でもタイトル通り少し不安定な部分がグッと来るし、アコースティックで美しいサウンドを奏でつつも、裏の方で変な鳴り方してるアコギのサウンドの組み込み方とかが本当に絶妙だし、4曲目「carry that weight」のヴォーカルとかもより遠くに届いてくようなメロディーを紡ぎつつも、やっぱり全体的に悲壮感が漂ってくるのが今作の良いところでしょう。

繊細で崩れ落ちそうだからこそダイレクトに伝わってくる感情がこの『visitations』という作品には詰まっていると思います。

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◆ LP（150 Ltd Black Vinyl）

Tracklist：
1.never knows best
2.world without end
3.sleeping all weekend
4.carry that weight
5.change your mind：https://youtu.be/zzIZOjDnSOo
6.after you leave
7.light rays
8.seven thousand miles
9.ursa major / visitations
10.field of reeds
11.soul shapes
12.high places

Listening the album：https://orchid-mantis.bandcamp.com/album/visitations-3

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Release Date : 1 October 2021
Label：Z Tapes

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