デビュー作からすべてのアルバムで全英1位を記録するなど、名実ともにUKロックの最高峰に君臨するArctic Monkeysが7枚目のアルバムとなる『The Car』をリリース。

僕は個人的にArctic Monkeysは疾走感があったり、ストレートに感じる『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』、『Favourite Worst Nightmare』、『Suck It and See』、『AM』のようなアルバムが好きで、その他の作品はあんまり得意では無いのだけど、今作『The Car』は方向性は”その他”の方向性である事は間違いないのだけど、一聴しただけで今までの作品とはサウンドのダイナミックさが違うことがすぐにわかるまるで映画を見ているような素晴らしい作品だと感じた。

冒頭を飾る「There’d Better Be A Mirrorball」からストリングのサウンドが壮大に鳴り響き、Alex Turnerの優しく一度包み込み、そして更に遠くまで羽ばたいていくようなヴォーカルがとにかく最高だし、続く「I Ain’t Quite Where I Think I Am」でもオーケストラの活躍が目立つのだけど、この曲は少しファンクとかソウル辺りのサウンドからの影響を感じさせる楽曲で、バンドとコーラス隊が交わる部分にもグッと来てしまう。

3曲目「Sculptures Of Anything Goes」は本当に映画のラストシーンのBGMにAlex Turnerの歌声が乗っかっているかのような楽曲でHans Zimmerとか映画音楽の名匠たちを頭に思い浮かべてしまうし、70sを感じさせる「Body Paint」はそのノスタルジックでレトロな質感を保ちつつもサウンドのクオリティーが完全に現代を超えたモノで今まで聞いたことのないような70sミュージックを聞いているかのような感覚にさせられますね。

タイトル曲でもある「The Car」はジャズやブラジリアン・ミュージックとかのムードを感じさせるし、8曲目「Hello You」のパーカッションや9曲目「Mr Schwartz」とかにもそのブラジルっぽいムードの感じは出ていて面白いです！

オーケストラのサウンドが何よりも効いている作品で、本当に映画を見ているかのような壮大さがあって、やるところまでやりきった作品が出きているかと！

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◆ Cassette


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Tracklist：
1.There’d Better Be A Mirrorball：https://youtu.be/FY5CAz6S9kE
2.I Ain’t Quite Where I Think I Am：https://youtu.be/WMxEKlDtt_4
3.Sculptures Of Anything Goes
4.Jet Skis On The Moat
5.Body Paint
6.The Car
7.Big Ideas
8.Hello You
9.Mr Schwartz
10.Perfect Sense

Listening the album：https://open.spotify.com/album/2GROf0WKoP5Er2M9RXVNNs?si=mAqMTexsTXmhX0mPcCzwGg

◆関連リンク
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Arctic Monkeys: Body Paint | The Tonight Show Starring Jimmy Fallon
https://youtu.be/CVXiXK-s9cI

Release Date : 21 October 2022
Label：Domino Records

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