アイルランドはダンドークを拠点に活動中の5人組、Just Mustardが〈Partisan Records〉と契約しリリースした2ndアルバム『Heart Under』を入荷しました。

個人的に今年最も楽しみにしていた作品の一つで、内容も本当に裏切らずに最高なアルバムだった。

冒頭を飾る「23」からヴォーカル、Katie Ballの美しさと禍々しさをミックスした神秘的なヴォーカルとギターが作り出す不協和音、そしてそこに淡々と叩き込まれるリズムが中和し不気味で美しい世界観を作り出している。

続く「Still」でもギターが生み出す漆黒の世界観を軸に更にダークなブラックホールの中へと吸い込まれていく感覚にさせられるし、リード曲でもある「I Am You」でもとにかく孤独なKatie Ballの歌声だけが光り続ける。

最初の3曲に比べるとドラムのアグレッシブな要素が目立つ4曲目「Seed」や少しインディーロック要素も感じさせる「Early」のような楽曲で少しアルバムに緩急をつけているけど、基本的に最初から最後までJust Mustardが表現しているコンセプトに基づいた楽曲がズラリと並んでおり、とにかく闇の中で輝くKatie Ballのヴォーカルの神秘的な美しさに声を出せない感動を覚える。

Warpaintの美しさとSavegesの暴力性、そしてBeach Houseの世界観を持ち合わせるバンド、Just Mustard。僕は一度ライブを観たことがあるのだけど、このバンドが野外フェスのメインステージのトリを飾って欲しいと思った。

本当に世界一のバンドになってほしい。

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◆ LP（Ltd Blue Transparent Vinyl）

Tracklist：
1.23
2.Still：https://youtu.be/fibUUapxQt4
3.I Am You
4.Seed
5.Blue Chalk
6.Early
7.Sore
8.Mirrors：https://youtu.be/5peKNI6vsKI
9.In Shade
10.Rivers

Listening the album：https://justmustard.bandcamp.com/album/heart-under

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Just Mustard - Full Performance (Live on KEXP)
https://youtu.be/g9wMS0mTSn0

Release Date : 27 May 2022
Label：Partisan Records

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