〈4AD〉へ移籍しリリースされた前作『Designer』が世界中のメディアで絶賛され、また1段上のステージに登ったNZのSSW、Aldous Hardingが大傑作から約2年ぶりとなる通算4枚目となる最新アルバム『Warm Chris』を入荷しました。

Big Thiefとかを彷彿させるようなフォーキーなイントロからスタートする「Tick Tock」とかを聞いていると、まるでピエロのように1曲の中でどんどんとAldous Hardingのキャラクターが変化していくのがめちゃくちゃ天才的で狂気的だ。

3曲目「Fever」ではサックスなどの活用のされ方はもちろん、リズム面からもジャズやソウルからの影響を強く感じさせるけど、全体的に60年代のオールド映画で鳴っていそうなムードを醸し出しつつも音の質感の部分では決して古びていないのが面白いし、逆に4曲目「Warm Chris」ではヴォーカルの变化以外の部分では本当にシンプルなフォーク構成になっていたりもする。

5曲目「Lawn」は今作の中で最も明るい楽曲で、愉快なドラミングと男女コーラスの具合が心地良い70sのレトロ映画を彷彿させるカラフルな仕上がりになっている。

個人的に一番好きなのは6曲目に収録されている「Passion Babe」という楽曲で、ピアノのコードを軸にしたシンプルな楽曲なのだけど、少しWaxahatcheeとかを彷彿させるヴォーカルが本当に素晴らしいし、美しく森の中の光景がナチュラルに浮かんでくるフォークソング「Staring at the Henry Moore」とかも最高ですね。

本当に最初から最後まで全部の楽曲で違うキャラクターを演じているAldous Hardingの天才的な感性に鳥肌立ちっぱなしのアルバムです。

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◆ LP

Tracklist：
1.Ennui
2.Tick Tock：https://youtu.be/k6hcGoFkxtU
3.Fever：https://youtu.be/gMA1kJ7Uc9s
4.Warm Chris
5.Lawn：https://youtu.be/9ylzXnxFpYQ
6.Passion Babe
7.She'll Be Coming Round The Mountain
8.Staring at the Henry Moore
9.Bubbles
10.Leathery Whip

Listening the album：https://aldousharding.bandcamp.com/album/warm-chris

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Release Date : 25 March 2022
Label : 4AD

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