USはテキサス・オースティンを拠点に活動中のシューゲイズ・バンド、Blushingが〈Kanine Records〉移籍しリリースした2ndアルバム『Possessions』を入荷しました。

オースティンのバンドということもありSXSWで個人的にも何度かライブを観たことがあるバンドなのだけど、オースティンのシーンの中でも着々と注目を集めているバンドだと思う。そして今回は昨年まさかの香港のLucid Expressをリリースするなど、近年シューゲイズに力を入れている〈Kanine Records〉からのリリースということで楽しみな一枚だったのだが、結論から言うと王道シューゲイズからドリームポップのファンにシンプルに絶賛されるであろう作品に仕上がっていた。

レコーディング・エンジニアとして同郷のシューゲイズ・シーンを何年も引っ張ってきたRingo DeathstarrのElliot FrazierをマスタリングにはRideのMark Gardenerを迎えて制作されたアルバムで、冒頭を飾る「Bed」から少し80sっぽいムードも感じるシューゲイズで、霧がかかったらしいヴォーカルワークと涼しさのあるギターサウンド、そしてそれこそ80sとかを感じさせるリズムワークの組み合わせがたまらないですね。

2曲目「Sour Punch」はまさにドリーミーなシューゲイズが好きな人には100点の楽曲だろうし、Rideとかを感じる間奏のエモーショナルなギターフレーズが最高で、かなりメロディーもポップに仕上がっていますね。

3曲目「Blame」にはこの手のバンドのファンなら絶対に嬉しいであろうLushのMiki Berenyiがゲスト・ヴォーカルとして参加していますが、この曲も本当にこの手のサウンドが好きなら完璧に仕上がっていますね。

その後も少しサイケっぽさも感じさせるシューゲイズな4曲目「Ours」や9曲目「Waster」辺りはSlowdiveのファンにはたまらないであろうクリーミーなシューゲイズ「Gel」から疾走感と重圧感を感じるタイトルトラック「Possessions」といった楽曲まで幅広いタイプのシューゲイズ / ドリームポップを収録しているアルバムです！

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◆ LP（700 Ltd Cloudy White Vinyl）

Tracklist：
1.Bed
2.Sour Punch：https://youtu.be/p9zCk8mRy8k
3.Blame (feat. Miki Berenyi）：https://youtu.be/H2S68ax2Z9M
4.Ours
5.Surround (With Love)
6.Gel
7.The Fires：https://youtu.be/4iZQWBoIWWk
8.Possessions
9.Waster
10.Lost Cat
11.Weight
12.How It Ends

Listening the album：https://weareblushing.bandcamp.com/album/possessions-2

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Release Date : 18 February 2022
Label：Kanine Records

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