Big Thief / Dragon New Warm Mountain I Believe In You(2LP)
¥4,400
2019年にリリースした『U.F.O.F.』と『Two Hands』の2作品でUSのインディーやフォークシーンを代表するバンドにまで登り詰め、更にはグラミー賞にもノミネートされるという快挙を果たしたBrooklynを拠点に活動中のBig Thiefが2022年に20曲入りの新作アルバムとしてリリースした『Dragon New Warm Mountain I Believe In You』を入荷しました。
この1時間20分の大作はバンドではドラマーを務めるJames Krivcheniaがメインのプロデュースを務めて制作された作品で、New York、California、Arizona、Coloradoの4つ州のカントリーサイドで主にセッションという形を取り、約5ヶ月間の間にレコーディングされた作品。
先行曲としてそれぞれ公開された「Little Things」と「Time Escaping」の時点で僕は完全にノックアウトされていたのだが、この曲たちは最近だけでもAdele、The War on Drugs、The Killers、SZAなどと仕事をしているカナダのプロデューサー、Shawn Everettと共に作り上げたBig Thiefの真骨頂が見れる楽曲に仕上がっていて、インディーフォークの枠を完全に飛び込みマスロック〜エモ辺りまでを彷彿させるような実験的なアプローチとAdrianne Lenkerの歌声が絡み合うまさに空いた口が塞がらないような楽曲に仕上がっている。
完璧に新しくて革命的な楽曲もあれば、逆に3曲目に収録されている「Spud Infinity」は結構シンプルなアメリカーナな楽曲になっているのだけど、この曲は『U.F.O.F.』のツアーのときにも演奏していた曲だったりもして、元々はAdrianne Lenkerのソロとして弾き語りされていた曲。他にもアルバムの終盤には「The Only Place」というほぼ弾き語りの曲も登場したりと、20曲も収録されているならではのバラエティー豊富な楽曲のラインナップが見て取れる。
8曲目に収録されている「Heavy Bend」とかを聴いているとUKのHenry Greenを彷彿させるような優しさとオルタナティブが重なるフォークトロニカって感じがするし、一気にAlex Gやそれに影響されているサッドコアとかにも親近感を感じるオルタナティブな流れを作る9曲目「Flower of Blood 」でのBuck Meekのフィードバックするギターも素晴らしいですね。
合計80分という長さのアルバムなのに全く長いと感じないのはどの曲も素晴らしいというのはもちろんなのですが、個人的にはこのアルバムには大きなコンセプトを感じることはなく、とにかくセンス抜群で自由奔放にセッションをし、そこにAdrianne Lenkerが生み出すメッセージが乗っかった印象を第一に受けて、その自由さが何よりも美しく、バンドメンバー個々への信用あってこそのモノと思いましたね。
—
◆ 2LP
Tracklist:
1.Change
2.Time Escaping
3.Spud Infinity
4.Certainty
5.Dragon New Warm Mountain I Believe in You
6.Sparrow
7.Little Things:https://youtu.be/qF0dXT-v-vY
8.Heavy Bend
9.Flower of Blood
10.Blurred View
11.Red Moon
12.Dried Roses
13.No Reason
14.Wake Me up to Drive
15.Promise Is a Pendulum
16.12,000 Lines
17.Simulation Swarm
18.Love Love Love
19.The Only Place
20.Blue Lightning
Listening the album:https://open.spotify.com/album/7Ln81p86r5cCsesd3KBWIY?si=vIvllxLrRwOoA-gCX_OfyQ
◆関連リンク
Facebook
https://www.facebook.com/bigthiefmusic
Instagram
https://instagram.com/bigthiefmusic
Release Date : 11 February 2022
Label : 4AD
この1時間20分の大作はバンドではドラマーを務めるJames Krivcheniaがメインのプロデュースを務めて制作された作品で、New York、California、Arizona、Coloradoの4つ州のカントリーサイドで主にセッションという形を取り、約5ヶ月間の間にレコーディングされた作品。
先行曲としてそれぞれ公開された「Little Things」と「Time Escaping」の時点で僕は完全にノックアウトされていたのだが、この曲たちは最近だけでもAdele、The War on Drugs、The Killers、SZAなどと仕事をしているカナダのプロデューサー、Shawn Everettと共に作り上げたBig Thiefの真骨頂が見れる楽曲に仕上がっていて、インディーフォークの枠を完全に飛び込みマスロック〜エモ辺りまでを彷彿させるような実験的なアプローチとAdrianne Lenkerの歌声が絡み合うまさに空いた口が塞がらないような楽曲に仕上がっている。
完璧に新しくて革命的な楽曲もあれば、逆に3曲目に収録されている「Spud Infinity」は結構シンプルなアメリカーナな楽曲になっているのだけど、この曲は『U.F.O.F.』のツアーのときにも演奏していた曲だったりもして、元々はAdrianne Lenkerのソロとして弾き語りされていた曲。他にもアルバムの終盤には「The Only Place」というほぼ弾き語りの曲も登場したりと、20曲も収録されているならではのバラエティー豊富な楽曲のラインナップが見て取れる。
8曲目に収録されている「Heavy Bend」とかを聴いているとUKのHenry Greenを彷彿させるような優しさとオルタナティブが重なるフォークトロニカって感じがするし、一気にAlex Gやそれに影響されているサッドコアとかにも親近感を感じるオルタナティブな流れを作る9曲目「Flower of Blood 」でのBuck Meekのフィードバックするギターも素晴らしいですね。
合計80分という長さのアルバムなのに全く長いと感じないのはどの曲も素晴らしいというのはもちろんなのですが、個人的にはこのアルバムには大きなコンセプトを感じることはなく、とにかくセンス抜群で自由奔放にセッションをし、そこにAdrianne Lenkerが生み出すメッセージが乗っかった印象を第一に受けて、その自由さが何よりも美しく、バンドメンバー個々への信用あってこそのモノと思いましたね。
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◆ 2LP
Tracklist:
1.Change
2.Time Escaping
3.Spud Infinity
4.Certainty
5.Dragon New Warm Mountain I Believe in You
6.Sparrow
7.Little Things:https://youtu.be/qF0dXT-v-vY
8.Heavy Bend
9.Flower of Blood
10.Blurred View
11.Red Moon
12.Dried Roses
13.No Reason
14.Wake Me up to Drive
15.Promise Is a Pendulum
16.12,000 Lines
17.Simulation Swarm
18.Love Love Love
19.The Only Place
20.Blue Lightning
Listening the album:https://open.spotify.com/album/7Ln81p86r5cCsesd3KBWIY?si=vIvllxLrRwOoA-gCX_OfyQ
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Release Date : 11 February 2022
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ショップの評価
Thank you so much
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