Lana Del Rey / Chemtrails Over the Country Club(LP)
¥4,600
前作『Norman Fucking Rockwell』は世界中で評価を集め、かくいう僕も年間ベストの第一位に選んだほどだった。そんなLana Del Reyは完全に無双状態に入ったといって良いだろう。僕今作『Chemtrails Over the Country Club』にもドップリハマってしまっている。
冒頭を飾る「White Dress」という楽曲がまず凄まじい楽曲の一つだ。決して派手な曲ではないけどすごいインパクトと迫力を放つのはLana Del Reyのお得意な手法であり、この曲もバラードではあるけども本当にダイレクトに彼女の唄声が耳に届く。19歳の頃からの記憶と彼女が手に入れてきた名声をリンクさせた楽曲だけど、タイトルの ”White Dress”の ”White” という単語を使用しているのは #BlackLivesMatter の流れで白人女性であるLanaが自分自身が生まれながら持っている”白人であること”という特権、それを改めて意識していかなければいけないということを表現しているということを海外のレビューサイトで読んでなるほどなと思わさせれた。”Sun Ra”という生前には評価されなかった黒人ジャズ・ミュージシャンがリリックに登場するのもそれが理由だと。
続くタイトル曲「Chemtrails Over the Country Club」はLanaらしいラヴソングに仕上がっており、前作が好きだった人にはマストでチェックしてほしい楽曲だけど、僕自身も全然知らなかったけど、Chemtrail(飛行機雲) という単語は陰謀論という意味もあるらしく、つまりこれは愛する人たちが陰謀論に染まってしまっているというもどかしさを歌っている楽曲(アルバム)でもあるのだ。
アメリカンな楽曲を多く歌うことにより、トランプ信者と疑われ弁明した経験のあるLana Del Rey。自分自身の親がトランプ信者でマーチに参加し、それが間違っているということをSNSにアップロードしたティーンが話題になったり、その彼女が家を追い出されたり、地域や世代などで ”分断” 状態になってしまっているアメリカ、いや日本も含めて、今のリアルを歌った曲でもあるのだろう。
僕は同じようなことを日々の生活で感じており、解決策が見つけられていない。悪気のないレイシストや納得できない保守的な考え方、そういった人たちとの付き合い方を悩んでいるのは自分だけじゃないのだと、僕はこの楽曲のレビューを英語のレビューをはじめて読んだときに感じて、更に救われた気持ちになったのです。
最後に収録されているJoni Mitchellの「For Free」のカヴァーでは、彼女のツアーにも参加したZella DayとWeyes Bloodがゲストで参加している。男性との恋の歌が多いから、あんまりイメージはないかもしれないが、Lana Del Reyは前回の自身のツアーのゲストに自分が応援したい女性SSWを全公演呼んでいた。告知などはちゃんと無かったかもしれないが、コラボを行っていた。Lana Del Reyは女性アーティストを誰よりも応援しているアーティストの一人であることは間違いない。
—
◆ LP
Tracklist:
1.White Dress:https://youtu.be/yJuV8PDwvC8
2.Chemtrails Over the Country Club:https://youtu.be/vBHild0PiTE
3.Tulsa Jesus Freak
4.Let Me Love You Like a Woman
5.Wild at Heart
6.Dark But Just a Game
7.Not All Who Wander Are Lost
8.Yosemite
9.Breaking Up Slowly
10.Dance Till We Die
11.For Free feat. Zella Day & Weyes Blood
Listening the album:https://open.spotify.com/album/6QeosPQpJckkW0Obir5RT8?si=YaLT91YhQaKfebvA9LZaqA
◆関連リンク
Facebook
https://www.facebook.com/lanadelrey/
Release Date : 19 March 2021
Label : Polydor
冒頭を飾る「White Dress」という楽曲がまず凄まじい楽曲の一つだ。決して派手な曲ではないけどすごいインパクトと迫力を放つのはLana Del Reyのお得意な手法であり、この曲もバラードではあるけども本当にダイレクトに彼女の唄声が耳に届く。19歳の頃からの記憶と彼女が手に入れてきた名声をリンクさせた楽曲だけど、タイトルの ”White Dress”の ”White” という単語を使用しているのは #BlackLivesMatter の流れで白人女性であるLanaが自分自身が生まれながら持っている”白人であること”という特権、それを改めて意識していかなければいけないということを表現しているということを海外のレビューサイトで読んでなるほどなと思わさせれた。”Sun Ra”という生前には評価されなかった黒人ジャズ・ミュージシャンがリリックに登場するのもそれが理由だと。
続くタイトル曲「Chemtrails Over the Country Club」はLanaらしいラヴソングに仕上がっており、前作が好きだった人にはマストでチェックしてほしい楽曲だけど、僕自身も全然知らなかったけど、Chemtrail(飛行機雲) という単語は陰謀論という意味もあるらしく、つまりこれは愛する人たちが陰謀論に染まってしまっているというもどかしさを歌っている楽曲(アルバム)でもあるのだ。
アメリカンな楽曲を多く歌うことにより、トランプ信者と疑われ弁明した経験のあるLana Del Rey。自分自身の親がトランプ信者でマーチに参加し、それが間違っているということをSNSにアップロードしたティーンが話題になったり、その彼女が家を追い出されたり、地域や世代などで ”分断” 状態になってしまっているアメリカ、いや日本も含めて、今のリアルを歌った曲でもあるのだろう。
僕は同じようなことを日々の生活で感じており、解決策が見つけられていない。悪気のないレイシストや納得できない保守的な考え方、そういった人たちとの付き合い方を悩んでいるのは自分だけじゃないのだと、僕はこの楽曲のレビューを英語のレビューをはじめて読んだときに感じて、更に救われた気持ちになったのです。
最後に収録されているJoni Mitchellの「For Free」のカヴァーでは、彼女のツアーにも参加したZella DayとWeyes Bloodがゲストで参加している。男性との恋の歌が多いから、あんまりイメージはないかもしれないが、Lana Del Reyは前回の自身のツアーのゲストに自分が応援したい女性SSWを全公演呼んでいた。告知などはちゃんと無かったかもしれないが、コラボを行っていた。Lana Del Reyは女性アーティストを誰よりも応援しているアーティストの一人であることは間違いない。
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◆ LP
Tracklist:
1.White Dress:https://youtu.be/yJuV8PDwvC8
2.Chemtrails Over the Country Club:https://youtu.be/vBHild0PiTE
3.Tulsa Jesus Freak
4.Let Me Love You Like a Woman
5.Wild at Heart
6.Dark But Just a Game
7.Not All Who Wander Are Lost
8.Yosemite
9.Breaking Up Slowly
10.Dance Till We Die
11.For Free feat. Zella Day & Weyes Blood
Listening the album:https://open.spotify.com/album/6QeosPQpJckkW0Obir5RT8?si=YaLT91YhQaKfebvA9LZaqA
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https://www.facebook.com/lanadelrey/
Release Date : 19 March 2021
Label : Polydor
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