そうそう、グラスゴーは面白いんだった。そういった感情を久々に思い出させてくれた2019年結成の5人組バンド、Nightshiftのデビューアルバム『Zöe』を入荷。

NightshiftはSpinning Coinのメンバーも在籍するバンドで、En Attendant AnaやNaked Roommate、Parsnipなどもはや外れが一つも無いシカゴの〈Trouble In Mind Records〉からリリースされたデビューアルバムがこれ完璧。

冒頭を飾る「Piece Together」からSorryやGoat Girlといったロンドンのオルタナティブ〜ポストパンク繋ぐクールで不穏な空気を醸し出している楽曲でワシントンD.Cを拠点に活動をしているセンス抜群のティーンバンド、Knife Wife とかにも通じるものがある。

2曲目「Spray Paint The Bridge」はThe Stachesとかに通じる前曲とはまた別の気怠さがクールでメルボルンのシーンとかに通じるモノになっているし、3曲目「Outta Space」では更にアート系のアプローチが施されている。

4曲目「Make Kin」ではBrooklynのPublic Practiceを彷彿させるロンドンとかのシーンとはまた別のポストパンク〜アートパンクを感じさせるのは、グラスゴーのシーンがカオティックで色々混ざっているからこそだと思うし、7曲目に収録されている「Infinity Winner」では男性であるGeorgiaがヴォーカルを担当しているのだが、これは良い意味で全然毛色が違ったオルタナティブ〜サイケデリックなサウンドに仕上がっていて、RadioheadやWand辺りのファンにも届くのではないだろうか。

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◆ LP

Tracklist：
1.Piece Together：https://youtu.be/_ue7Co9VRrA
2.Spray Paint The Bridge
3.Outta Space
4.Make Kin
5.Fences
6.Power Cut：https://youtu.be/LK4PRgbzWPs
7.Infinity Winner
8.Romantic Mud
9.Zöe
10.Receipts

Listening the album：https://nightshiftgroup.bandcamp.com/album/z-e

◆関連リンク
Instagram
https://www.instagram.com/wearethebandcallednightshift/

Release Date : 26 February 2021
Label : Trouble In Mind Records

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