オハイオ発のオルタナティブ・ロック・バンド、Cloud Nothingsが昨年リリースした6枚目のアルバム『The Black Hole Understands』がフィジカル化！

オルタナティブでパンキッシュが一つの売りだったCloud Nothingsがコロナの影響でスタジオに集まることができなくなった中、フロントマンであるDylan Baldiと爆裂ドラマーであるJayson Geryczの2人がそれぞれ宅録したサウンドをミックスし完成させたリモートアルバムになっている。

その影響もあり彼らの武器であったハードコアっぽいパンクさやオルタナティブな要素は薄れ、よりシンプルなインディーに元々キャッチーであったDylanのメロディーが加わったキャッチーでよりインディーやギターロックファン向けに仕上がっていますね。

冒頭を飾る「Story That I Live」から柔らかいギターサウンドにつられて優しくなったDylanのヴォーカルがキャッチーに響き渡ると、続く「The Sound Of Everyone」ではまさにCloud Nothingsらしいメロディーと手数の多いドラムサウンドが特徴的な曲で、僕が一番聞きたかったCloud Nothingsの音はまさにこんな感じです！と言いたくなる曲だ。

3曲目「An Average World」も引続きシンプルな楽曲かと思えば、アウトロの爆発力のある感じはオルタナティブ系のロックバンドしかやろうとしないアレンジだと思うし、続く「A Weird Interaction」のようなパワーポップを彷彿させる感じもいいですね！

今作はレーベルを通さずに自主リリースしており、更にはストリーミングでも聴けないというスタイルを取っているので、デジタルで聞きたいという人はぜひBandcampで聴いてみてください！

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◆ LP

Tracklist：
1.Story That I Live
2.The Sound Of Everyone：https://youtu.be/wPDrWABdC6U
3.An Average World
4.A Weird Interaction
5.Tall Gray Structure
6.A Silent Reaction
7.The Mess Is Permanent
8.Right On The Edge
9.Memory Of Regret
10.The Black Hole Understands

◆関連リンク
https://www.facebook.com/cloudnothings/

Release Date : 3 July 2020
Label : Independent

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