スウェーデンはストックホルムを拠点に活動中のSSW、Åsa Söderqvistによるプロジェクト、ShitKidがリリースした『20​/​20 ShitKid』を入荷しました！

2016年にデビューEP『ShitKid』をリリースしてから、アナーキーな存在としてスウェーデンから全世界に発信を続けてきたパンクロッカー、ShitKid。一度だけSXSWライブを観たことがあるのだが、PBRを頭から被りながらほぼ泥酔状態でライブしていた彼女は、久しく見たことが無かった本物感が凄かった。キャラクターを含め、グダグダとも言えるパフォーマンスすべてに説得力があったからだ。

今作はローファイ色が濃い癖の強い音楽を基本的に鳴らしていたShitKidが生み出した作品の中で一番ポップなアルバムだと思っていて、メロディーやヴォーカルの部分でキャッチーを作り出しつつ、ローファイ、ガレージ、オルタナ、グランジといったサブジャンルをバランス良く収録されている。

冒頭を飾る「885 (navy)」ではベッドルーム・オルタナ・ポップかのような静けさとローファイさを併せ持った楽曲だけど、どこか切なげに聴こえるÅsaの唄声や後ろの方で鳴っている神秘的なコーラスが良い味を出しているし、続く「FARMBOY」ではまるで子供の頃の夢を思い出しているかのようにノスタルジックなドリームの中に飛ばされる。途中で一気にファジーになるアレンジも如何にもShitKidらしくて最高だ。

3曲目「cool breeze」から4曲目「waste of time」の流れとかもこの世界の退屈さを代弁してくれているかのような気怠さ、そしてそこから汲み取れる微かなヒカリを表現しているかのような、そんな気持ちにさせられる素晴らしい2曲だし、全曲本当に素晴らしいアルバムです。

間違いなく2020年聴き逃してはいけない作品で、僕も年間ベストに入れました！

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◆ LP

Tracklist：
1.885 (navy) ：https://youtu.be/DamVMDNLIms
2.FARMBOY
3.cool breeze
4.waste of time：https://youtu.be/89v6R74Pznc
5.dying to：https://youtu.be/SuUPtOKQEk8
6.dream sequence
7.FREAK
8.stubborn signs

Listening the album：https://shitkid.bandcamp.com/album/20-20-shitkid-lp

◆関連リンク
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Release Date : 25 September 2020
Label : PNKSLM

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