昨年『All Mirrors』という大傑作をリリースしたセントルイス出身、シカゴを拠点に活動中のSSW、Angel Olsenが8月に唐突にリリースした新作『Whole New Mess』を入荷しました。

今作に収録されている11曲のうちの9曲は『All Mirrors』に収録されている楽曲のオリジナル・レコーディングを採用しており、本人曰くあくまでデモではなくアレンジ違いのような立ち位置のアルバムとのこと。

細部まで拘られたポップスとしても成立していた『All Mirrors』からすると、よりAngel Olsenが持つ生々しいカッコよさであったり、人間性のドロッとした部分が表現されている。僕は一度Angel Olsenの弾き語りのライブを観たことがあり、そのときのパワーはバンド構成を超えるものだっだのだけど、今回の『Whole New Mess』でもそのリアルで人間味のあるパワーが感じられる。まるで協会で祈りを捧げるように唄うAngel Olsenの唄声は非常に神秘的で、その唄声が生身になったからこそ、バンドセット以上の迫力を時には感じることもある。

僕はAngel Olsenというアーティストが大好きだが、それは彼女が持つ音楽的なセンス以前にその音楽から伝わってくる魂や考え方の部分で、そんなリアルな部分を時に残酷に音楽に残していることがAngel OlsenというSSWの一番の魅力であるということを再認識させられた作品。

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◆ LP（Ltd Clear Smoke Vinyl）/ DLコード

Tracklist：
1.Whole New Mess：https://youtu.be/Z3_9FSfpADA
2.Too Easy (Bigger Than Us)
3.(New Love) Cassette
4.(We Are All Mirrors)
5.(Summer Song)
6.Waving, Smiling：https://youtu.be/l-Vl6_pSQWw
7.Tonight (Without You)
8.Lark Song
9.Impasse (Workin' For The Name)
10.Chance (Forever Love)
11.What It Is (What It Is)

Listening the album：https://angelolsen.bandcamp.com/album/whole-new-mess

◆関連リンク
Facebook
https://www.facebook.com/angelolsenmusic

Angel Olsen: Tiny Desk (Home) Concert
https://youtu.be/4RL4mk38wwI

Release Date : 28 August 2020
Label : Jagjaguwar Records

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