インディアナ州ブルーミントンを拠点とする4人組インディーポップ・バンド、HoopsのメンバーでもあるKevin Krauterのソロ2作目。

ソロデビュー作であった前作のクオリティーを大きく超えたアルバムに仕上がっているし、しかも2020年のベスト・インディー・ソングでもある「Surprise」を収録している時点で手元に置いておく以外の選択肢が1mmも無いのだ。

イントロを挟んだ2曲目「Opportunity」から涙腺にじわじわと来るメランコリックな宅録オルタナティブポップなサウンドと霞がかったハイトーンなKevinの唄声が感情を刺激する。

続く「Patience」ではアコギが軸となった宅録ポップで、映画のような恋ができない人たちに向けて作られたちょうど良いロマンチックでエモーショナルなメロディーが70年代へとトリップさせてくれるし、大名曲「Surprise」は冒頭からもう本当に涙が止まらない淡くて切ないドリーミーなシューゲイズ・ポップ。

「Surprise」を何度も何度も聴きたくなってしまい、正直ここから次の曲に行くのに時間がかかりますが、Radioheadや90sの音楽への愛を感じさせる「Kept」や「Pretty Boy」のような曲まで彼が作り出す甘酸っぱいメロディーがたまらないドリームポップやシューゲイズ、インディーからAORまでが収録されています！

ジャケットに虹が描かれているけど、本当に雨上がりに聴きたくなる一枚だし、僕は人生単位で聴いていくことになりそうです。

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◆ Cassette / DLコード

Tracklist：
1.Intro
2.Opportunity：https://youtu.be/1rEHUdLfQuA
3.Patience
4.Surprise：https://youtu.be/aw8K9tyBqTI
5.Kept
6.Intermission
7.Pretty Boy
8.Piper
9.Full Hand
10.Treasure
11.Green Eyes
12.How

Listening the album：https://kevinkrauter.bandcamp.com/album/full-hand

◆関連リンク
Facebook
https://www.facebook.com/kevinkrauterxo

Kevin Krauter at Paste Studio NYC live from The Manhattan Center
https://youtu.be/9LCCTl3mVB4

Release Date : 28 February 2020
Label : Bayonet Records

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