SelebritiesやSoda Shopのメンバーでもあったエクアドル出身、現在はBrooklynを拠点に活動中のSSW、Maria Usbeckのソロ名義での2ndアルバム『Envejeciendo』を入荷しました。

冒頭「Adios A Mi Memoria」からスパニッシュで唄われるミステリアスな唄声と跳ねるようなシンセサウンドが独自のワールドを広げている今作。

遂に本領発揮か！と言いたくなる3曲目「Obscuro Obituario」では、幼少期を南アフリカで過ごしたという彼女らしいトロピカルでワールドなリズムのアプローチとミステリアスで不思議ながらも妙に惹きつけられる唄声が特徴的な一曲で、ジャンルは違うがロシアの才女、Kedr Livanskiyとかが醸し出しているアメリカ人イギリス人では中々出せない魅力的なオーラーを醸し出している。

続く「The Machine」ではわりと聴きやすいミドルテンポなシンセポップを披露し、「Amor Anciano」は森の中で演奏されている光景が浮かんでくるような美しくピュアなエレクトロポップで、まさにこのジャケットカヴァーに収録されていて欲しい一曲。

ラストを飾る「Nostalgia」様々な楽器が鳴り響くワールドミュージック的な要素がありつつも、全体的にシンセサウンドとMaria Usbeckの唄声、そしてライトシンバルのサウンドが心地良く広がっていく圧巻の一曲。

〈Cascine〉のレーベルメイトであるHalf Waifに近いものを感じるけど、Maria Usbeckの方がよりドリーミーかつダンサンブルでポップなサウンドに舵を切っているので、好みの問題ではあるが、こちらの方が聴きやすいという人も多いはず。

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◆ LP

Tracklist：
1.Adios A Mi Memoria
2.Un Cabello Gris
3.Obscuro Obituario：https://youtu.be/dXNCH18ijx4
4.The Machine
5.Amor Anciano：https://youtu.be/-DkQt3nwTuc
6.Secret In Japan
7.Retirement Home
8.Nostalgia：https://youtu.be/FdDIsCvuSGI

Listening the album：https://mariausbeck.bandcamp.com/album/envejeciendo

Release Date : 16 August 2019
Label：Cascine

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