ロンドンを拠点に活動中のJim BeckとLoz Beckによる兄弟ポストパンク・デュオ、Casselsによる4枚目のアルバム『Tracked In Mud』がブライトンのインディーレーベル〈Human Worth〉からリリースされました。

今までのCasselsの作品はどちらかというと、ポストパンクの中ではエモやパンク系統もサウンドに寄った音楽性だったが、今作『Tracked In Mud』は冒頭を飾る「Nine Circles」を聞いてもらえば分かる通りMetzを彷彿させる爆裂的なサウンドを鳴らしており、どちらかというとハードコアからの影響が強いのがわかる。

続く2曲目「Here Exits Creator」でもSteven Albini系統の破壊力あるサウンドを6分間鳴らし続けているのだけど、ギターのフレーズとかが少しマスロックっぽさがあるのがCasselsらしいと言えるし、ダウナーで洞窟の中を探検しているかのような「And Descends」がアルバムの空気を一気に不穏なものへとしている。

5曲目「Every Castle's Crumbling King」とかはより静/動がハッキリとした曲で、サウスロンドンのインディーシーンとかが好きな人に特にオススメできる曲になっている。

7曲目「Indigene」のようにエモ / マスロックとかからの影響も感じ取れるギターサウンドがポストパンクの中に混じってる感じとかはCasselsらしいし、全体的に破壊力あるギターとダウナーなギターの緩急をうまく使いながら構成されているアルバムです！

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◆ LP（Ltd Eco Mix Vinyl）

Tracklist：
1.Nine Circles
2.Here Exits Creator
3....And Descends
4.Formaldehyde Time：https://youtu.be/qJ5nYdex1gk?si=YXN-Lv7Ivn0vbVhF
5.Every Castle's Crumbling King
6.Two Dancing Tongues
7.Indigene
8.Nature Hates A Vacuum

Listening the album：https://cassels.bandcamp.com/album/tracked-in-mud

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Release Date : 7 March 2025
Label：Human Worth

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