シンガポール出身、現在はロンドンを拠点に活動中のシンガー／プロデューサー、Nat Ćmielによるソロプロジェクト、yeuleが4thアルバム『Evangelic Girl is a Gun』を〈Ninja Tune〉よりリリースしました。

〈Ninja Tune〉への移籍作品となった前作『softscars』からサウンド面はエレクトロニック / エクスペリメンタル / アンビエントなモノからよりギターサウンドが目立つようになったyeuleだが、今作もその流れは引き継ぎつつも、Y2K的なモノからよりトリップホップやアートポップを感じさせる90sからの影響を感じさせる作品に。

冒頭を飾る「Tequila Coma」から90sのトリップホップやアートロックを彷彿させる少しレトロな世界観を醸し出している楽曲を披露。St. Vincentを彷彿させるようなサイバー感のあるギターサウンドが何よりも特徴的だ。

続く「The Girl Who Sold Her Face」とかはグランジの要素とかもミックスしたヘヴィーなギターサウンドとアコースティックをミックスさせたサッドでロックな音像だけど、3曲目「Eko」では全く別のダンストラックを披露していて、跳ねるような打ち込みのビートとyeule史上最もポップと言っても良いキャッチーなメロディーラインが特徴的だ。

ダンス系統のトラックといえば「Dudu」もダンス系統のトラックと言っても良いと思うけど、yeuleのループするヴォーカルがとにかく楽曲をポジティブにしていて、今までのディスコグラフィーの中でも飛び切り明るく青空が浮かんでくるようなイメージのある曲に仕上がっている。

シングルとしてリリースされていた「Evangelic Girl is a Gun」のMusic Videoも素晴らしく、やっぱりyeuleは音楽家というだけではなく、全てを含んだアーティストとして評価されていくべきだと思わされる。

—
◆ Cassette

・LP（Ltd Iris Of Bloodlust Vinyl）はコチラ：https://tomorrow.buyshop.jp/items/111193375

Tracklist：
1.Tequila Coma
2.The Girl Who Sold Her Face
3.Eko
4.1967
5.VV
6.Dudu
7.What3vr：https://youtu.be/eeBZ3d8Sc6g?si=Wj5-dPNTfPO1Bvu2
8.Saiko
9.Evangelic Girl is a Gun：https://youtu.be/XjUKQSmGw-U?si=nxf1KeZgIu-qFCmZ
10.Skullcrusher：https://youtu.be/llj5V4Bbsmw?si=eKb_h0cetxf07xyJ

Listening the album：https://yeule.bandcamp.com/album/evangelic-girl-is-a-gun

◆関連リンク
Instagram
https://www.instagram.com/yeule

Facebook
https://www.facebook.com/yeulemusic

Release Date : 30 May 2025
Label : Ninja Tune

ショップの評価

• すべて
• 350
• 7
• 5