ロンドンで活動中のSSW、Marika Hackmanが2024年にリリースした作品『Big Sigh』を入荷しました。

例えば2曲目に収録されている「No Caffeine」とかを聞いていると、The Weather Stationを彷彿させるようなエレクトロ〜オルタナティブの間を突いたアレンジから、ダークなムードを醸し出す表現に効いているオーケストラのサウンドなど、これまでよりも壮大なプロダクションに仕上がっているのが伝わってくる。

初期のグランジ期〜Mitskiとかも彷彿させるようなタイトル曲「Big Sigh」のような曲から、シンプルなアレンジながらもどんどんと地下に潜っていくようなダークさを醸し出し、"keep the light off we can fumble in the dark for the perfect epitaph"という一文からも伝わってくるように今作を作っている間の感情のアップダウンがそのままダイレクトに伝ってくるような曲「Blood」まで、心を揺さぶられる曲が次々と再生されていく。

7曲目に収録されている「Vitamins」とかもDaughterとかにも通じ、Oh Wonderを死ぬほど暗くしたかのようなホラームービーのワンシーンのような哀愁が漂うサウンドを鳴らしているのだけど、この曲の歌いだしは ”Mum says I'm a waste of skin” だ。

エレキギター一本でスタートする「Slime」は除々に熱をサウンドと共に上げていく曲に仕上がっており、ラストを飾る「The Yellow Mile」は逆にアコースティックギターを軸にした暖かみと悲しみが融合したインディーフォークに仕上がっています。

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◆ LP（Ltd Green Vinyl）

Tracklist：
1.The Ground
2.No Caffeine
3.Big Sigh
4.Blood
5.Hanging
6.The Lonely House
7.Vitamins
8.Slime：https://youtu.be/UBVc1-S3D7g?si=U__tAW7Sy7OTJR_e
9.Please Don't Be So Kind
10.The Yellow Mile：https://youtu.be/OCPL1W2_9ts?si=kwjdqNQeZoOnyHLg

Listening the album：https://marikahackman.bandcamp.com/album/big-sigh-3

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Release Date : 12 January 2024
Label : Chrysalis Records

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