メルボルンを拠点に活動中のポストパンク / アートパンク・バンド、EXEKによる6枚目のアルバム『The Map and the Territory』を入荷しました。

冒頭を飾る「On the Ground Floor」から不穏さを重視しした世界観がじわじわと広がっていく。メルボルンの音楽というよりは、UKのポストパンクの方がイメージは近いかもしれないが、EXEKは決して派手なギターリフに頼ることはなく、じわじわと自分たちが音を鳴らすことで湧き出てくる霧を広げていく。本作は最初から最後までそんな作品だ。

2曲目に収録されている「Welcome to my Alibi」とかメロディーがしっかりしていてキャッチーに聞こえてくる反面、とてもダウナーでポストパンクというよりは普通にスロウコアとかを聞いているようなテンション感になってくるけど、逆に思っきりジャジーなポストパンクに振り切った「Seamstress Requires Regular Breaks」とかは今作の中でも特にロンドンのポストパンクが好きな人に刺さる楽曲に仕上がっている。

5曲目に収録されている「Warszawa Centralna」とかはダブとかの要素を強めに感じつつも、70年代のスピリチャルなジャズとかにも影響を感じさせる面白いインスト曲だし、「It's Just a Flesh Wound, Darling」とかでもわかる通りアルバムをValyaという女性サックスプレイヤーのコーラスワークがあまりにも仕事をしすぎている！

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◆ LP

Tracklist：
1.On the Ground Floor
2.Welcome to my Alibi
3.Seamstress Requires Regular Breaks
4.The Lifeboats
5.Warszawa Centralna
6.It's Just a Flesh Wound, Darling：https://youtu.be/1XwmLK-GViM?si=y5DPRpQl-mm95qv9
7.French Alps Insurance Group
8.Glow of Good Will

Listening the album：https://exek.bandcamp.com/album/the-map-and-the-territory

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EXEK – Seamstress Requires Regular Breaks
https://youtu.be/JMVVYRclZRo?si=qoif1KBmFzh1OdUk

Release Date : 6 October 2023
Label：Independent

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